広島・野間 1番譲らん 今季チーム最多68戦先発 切り込み隊長目指す盗塁「25」

 広島・野間峻祥外野手(29)が27日、マツダスタジアムで自主トレを行い、来季も1番を譲らない構えを見せた。新井貴浩監督(45)が掲げる「出塁率が高くて、盗塁もできるのが一番」という理想の1番打者像。今季チーム最多の68試合に切り込み隊長として出場した野間は盗塁数を増やし、その座を守るつもりだ。

 野間は今季、チーム最多の68試合に1番打者として先発出場した。そのプライドをあえて抑え、競争を勝ち抜く構えを見せた。

 「春から競争になると思いますし、しっかりとアピールしないといけない立場なので。良い練習、良いオフを過ごしてやれれば」

 今季は1番として打率・324、0本塁打、13打点、6盗塁。打率、出塁率は申し分ないが、盗塁数に不満が残る。今年はキャンプから下半身のコンディショニング不良に悩まされた。3軍でリハビリに徹するプランも提示されたが、出場しながら打撃の状態を上げることを優先した。結果、規定打席には到達しなかったものの打率・312と成果は出た。一方でもう一つのウリである足を生かすことができなかった。

 「今年に関してはなかなか動けなかった。監督も機動力を掲げている。盗塁は相手の警戒度は足の速い遅いで変わってくる。そういう選手が積極的にいくことで相手バッテリーにプレッシャーもかかってくる。そこの先頭で立ってやっていかなといけない」

 指揮官の考えを理解した上で、応えるためにオフから下半身の強化を含めてコンディショニングに力を入れている。その上で盗塁増を目指す。秋季キャンプでは新任の福地2軍打撃兼走塁コーチから盗塁の極意を学んだ。

 「自分の間合いではない中で良いスタートを切るのは、固まってしまうと動けない。脱力は常に言われていた。いかに力が抜けてトップスピードでいいスタートを切れるか、突き詰めて考えてやっていければ」

 自己最多は18年の17盗塁。意外にも20を超えたことがない。

 「数はもう少し増やせればと思っています。25個、その辺を目指してやらないと」

 新井カープの切り込み隊長としてふさわしい存在になってみせる。

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