広島ドラ6・長谷部“絶叫火消し”「オリャーッ!」 ピンチ切り抜け初戦突破に貢献
「社会人野球日本選手権・1回戦、トヨタ自動車4-2TDK」(31日、京セラドーム大阪)
第1試合ではドラフト6位指名のトヨタ自動車・長谷部銀次投手(24)が好リリーフで初戦突破に貢献した。長谷部は同点の八回2死二塁、1ストライクというピンチでスクランブル登板。
左打者の青木を144キロで追い込むと最後も「オリャーッ!」と絶叫の142キロで空振り三振に打ち取り、見事な火消しぶりでトヨタ自動車の初戦突破に貢献した。
「得点圏に走者がいったらいくと言われていた。自分ができることは腕を振ってゾーンに投げること。それだけを考えました」
2球はいずれも捕手の構えとは違う“逆球”となったが「そこは課題なので次戦に向けてつめていけたらと思います」と反省も忘れなかった。
絶叫投球は持ち味だと話す。
「気持ちを前面に出して打者に向かって行くのが強みだと思う。何も考えずに力を入れたら勝手に出てる」
祖先が蘭学者・杉田玄白という異色の系譜の持ち主。カープでも期待されるのはリリーフの役割。“予行演習”はバッチリだ。