16年ドラフトで表面化した“縛り破り” 日本ハムの履正社・山口指名で

 日本ハムとの交渉を打ち切った履正社・山口(中央)=2016年11月
 5回途中から登板する大阪ガス・河野(撮影・北村雅宏)
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 「社会人野球日本選手権・1回戦、東京ガス4-2大阪ガス」(31日、京セラドーム大阪)

 広島からドラフト5位指名を受けた河野佳投手(21)=大阪ガス=が、プロ入りか、会社残留か悩める胸のうちを明かした。プロを選択しない可能性があるかの問いに「はい」と答えた右腕。直近での入団拒否は2016年度ドラフトで日本ハムから6位指名を受けた履正社・山口投手の例がある。

 この時はドラフト4位以下で指名された場合は社会人野球へ進む方針を固めていた。事前に調査書を提出した11球団にはその方針を伝え、ドラフト前日には岡田監督(当時)の下へ数球団から4位以下での指名が可能かどうか問い合わせが入ったが、本人が「意思は変わりません」と伝えていた。

 日本ハムからは事前連絡がなく、結果的に“強行指名”となった。最終的には日本ハムから2度の指名あいさつを受けたものの、入団を断り社会人野球へ進む決意を語った。会談後には山口本人と日本ハムのスカウト陣が笑顔で握手をかわし、円満ムードで幕引きとなった。

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