カープ坂倉 来季は「捕手一本」 新井改革第1弾、指揮官直々に「競争してくれ」

 新井改革第1弾だ!広島・坂倉将吾捕手(24)が来季から捕手一本で挑むことが16日、明らかになった。新井貴浩新監督(45)から前日に告げられたという。今季はチームで唯一フル出場したが、主に三塁手としての出場が多く、捕手では22試合にとどまった。来季は捕手での出場がない場合は代打待機。マルチプレーヤーを卒業し正捕手を目指す。

 坂倉の表情はすっきりして見えた。前日、新井新監督と面談。そこで捕手専任を告げられた。

 「来年は捕手一本で、アツ(会沢)さんと競争してくれと。“出ない日もあると思うけど、そのときでも代打待機と今は考えている”と言っていただきました」

 シーズン中からもやもやはずっとあった。チームで唯一のフル出場。だが、捕手登録ながら三塁での出場がほとんど。捕手としては昨季の62試合から大きく減らし、22試合の出場にとどまった。6月29日・ヤクルト戦(マツダ)を最後にマスクをかぶることすらなくなった。

 「いつまでも中途半端な感じでやっているのも。仮に三塁手をやるとしたら捕手やっている人に失礼だし、内野手の人にも申し訳ない。来年はどっちにしろ一本にしようと思っていた」

 新指揮官は話す前から胸の内を理解してくれていた。坂倉が切り出す前に捕手専任を告げられたという。

 「最初にお話をしてもらったので、僕の考えもそうです、と」

 来季はプロ7年目。目指すところが正捕手に定まった。簡単な道ではない。これまでのように打撃を優先し、捕手で出番がなければ三塁、一塁で出場はない。

 「今のところそれはないと言われました。冗談交じりで“俺の気がおかしくなってきたらあるかもしれない”(笑)と」

 定位置獲得のためには、会沢という高い壁が立ちはだかる。もちろん、それも望むところだ。

 「絶対的正捕手の会沢さんもいますから、そこに僕が挑んでいく。覚悟は必要だと思います。ポジション的にもチームを左右するポジションだと思うので、しっかりやっていきたい」

 秋季練習では内野ノックを受けるときもずっと捕手ミットを離していない。連日、捕手の練習メニューも積極的にこなした。

 新指揮官の期待に応えるためにも、正捕手の座を奪いに行く。

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