カープ九里 ガムシャラさは不変「忘れちゃダメ」との“新井の教え”を貫く!
広島・九里亜蓮投手(31)が11日、“新井の教え”を継続して体現することを誓った。新井貴浩新監督(45)とは2015年から4年間、チームメートとしてプレー。現役時代の新監督には、自身の投球スタイルでもある「ガムシャラさ」を「忘れちゃダメ」と助言された。来季も“教え”通りに強気の姿勢を貫き、投手陣をけん引する。
新たな指揮官とともに迎える来季、九里は変化ではなく不変の姿勢を強調した。スタンスを変えないのは、新監督がかつて、そう背中を押してくれたからでもある。
ともに選手同士だった頃、新井新監督からもらった言葉が今も胸に宿っている。
「『何歳になっても、そのプレースタイル、ガムシャラにやるところは絶対、忘れちゃダメだぞ』という風に言っていただいたのが、一番印象に残っています」
気迫を前面に押し出し、どんどん打者に向かっていく強気の投球スタイルは、今や九里の代名詞。年齢を重ねても、その闘志を燃やし続ける大切さを学んだ。「マウンド上でポーカーフェースでいることは得意ではない。どんどん向かっていって投げるのが僕のピッチングスタイル。本当に何歳になっても、ガムシャラにやっていければ」と、らしさを継続しながら来季も腕を振る。
その来季は、挽回の思いを抱いて臨むシーズンになる。今季は6勝9敗と白星を伸ばせなかった。この日は秋季練習に参加。「しっかりと(新井監督の)要望に応えられる準備をしないといけない。そこは自覚を持ってやりたい」。闘志むき出しの投球を貫きながら、白星を積み上げる。



