カープ大瀬良「何とかCS圏内に」残り8戦逆転へ 8連勝中〝ハマキラー〟任せた

 広島・大瀬良大地投手(31)が15日、「何とかCS圏内に入って次につなげていけるように」と5位からの逆転CSへ導くことを誓った。先発する16日のDeNA戦(横浜)は今季5試合に登板して4勝0敗、昨季から8連勝中という好相性。〝ハマキラー〟が投球でチームに勇気を与える。

 残り8試合。勝つしかない。エース・大瀬良は先発するDeNA戦を前に「感じはいい。結果を出すために、いいボールを投げられれば」と静かに話した。

 今季の対戦成績は5試合に先発して4勝0敗、防御率1・42と圧倒している。昨季も6試合で4勝0敗、防御率1・24と現在8連勝中。ここまでの〝ハマキラー〟はなかなかいない。

 「8連勝?そうなんすね。すごい打線なので。正直そんなに抑えている感覚はないんです。毎回怖いですし。数字ほど、気持ちよく投げているわけではない。1番から下位打線まですごい打者が並んでいるので、必死に投げているだけです」

 素直な思いを明かしたが、相手打線からすれば見るのも嫌な存在に違いない。

 前回9日・ヤクルト戦では六回途中7失点でKOされた。登録抹消からの復帰2戦目。やらなければの気持ちが強く、初回から飛ばした。強い直球が投げられた半面、変化球が抜けて痛打された。

 「真っすぐが腕を振れて強いボールを投げられても、変化球が抜けてしまう。その強さに指先が負けてしまった。必要以上に力んでしまった」

 修正点は明確だった。この間は宝刀・スライダーの修正に時間を費やした。強い直球とのバランスが取れれば、自分の投球ができるはず。手応えはつかんだ。

 13日・阪神戦では栗林のイニングまたぎを解禁するなど、チームは逆転CSへ向けて打てる手はすべて打つ構えを見せる。

 「一試合一試合勝つために動いている。選手も感じただろうし、ファンの人たちも、そう感じたんじゃないかと思う。チームが勝つためにできる仕事を、采配は監督、僕らはそれぞれがやれることをやって勝てるように。覚悟してやる。何とかCS圏内に入って、次につなげていけるように頑張りたい」

 チームの思いを代弁した選手会長。逆転CS進出へ3位・阪神まで2ゲーム差。残り8試合で逆転するため、まずはDeNAに勝つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス