広島・佐々岡監督「あと1本がなかった」 本塁打、得点の交流戦ワースト記録樹立も

 6回を投げ終えてベンチから試合を見つめる森下(撮影・堀内翔)
 9回、最後の打者となってベンチに戻る宇草(撮影・堀内翔)
 8回、投手交代を告げるためにベンチを出る佐々岡監督(撮影・堀内翔)
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 「西武2-1広島」(11日、ベルーナドーム)

 広島は森下が初回にオグレディに一発を浴び先制を許すと二回は安打と盗塁などで1死二塁のピンチに古賀のライナーを坂倉が捕れず二塁打で2点目を失った。以降、毎回安打されながらも追加点は許さなかった。だが、打線が三回の宇草の適時打による1点のみ。5度の先頭打者出塁でチャンスはあったもののあと1本が出なかった。

 佐々岡真司監督は「そうですね。そういう(攻撃の)形はね、できた中で、あと1本がなかった。自分たちのやる野球というのはね、今までしてきた中で。あと1本というところで、まぁそこでしょう、今日はね」と振り返った。

 森下の投球については「一回、二回はちょっと。フォーム的なところもあったでしょうし、曲がり球がちょっと。抜けるというところが。まぁ三回以降、修正できた中で、しっかりと粘り強く投げたと思う。ある程度、試合は作ってくれたと思います。一回、二回のところから、しっかりと修正できての三回以降だった」と評価した。

 森下は交流戦3試合に登板したが白星を手にすることはできなかった。

 「そうですね。勝ちを付けられなかったというのは、それは、来週から始まる(リーグ戦に)、また気持ちを切り替えてね、やってもらわなきゃ困る選手なんで、はい」

 これで3季連続の交流戦最下位が決まった。

 「はい、まぁ明日、頑張るだけです」

 ここまで5勝12敗。チーム本塁打2本、得点33。最終戦は2016年に阪神が記録したチーム本塁打3本、44得点のワースト記録更新の更新が現実味を帯びてきた。

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