「広島５－２ロッテ」（２５日、マツダスタジアム）

　広島は投打の歯車がかみ合い、交流戦初勝利だ。

　交流戦初先発の遠藤は、２本のソロ本塁打のみに抑え、６回１／３を４安打２失点で３勝目を手にした。中継ぎ陣も踏ん張り、七回１死一塁では、塹江が１球で安田を二ゴロ併殺打。八回は森浦が切り抜け、九回は守護神の栗林が締めた。

　攻撃陣は１－１の五回にマクブルームの２点二塁打で突き放し、その後は野間、菊池涼の適時打で加点した。

　試合後の佐々岡監督の一問一答は以下の通り。

　－交流戦まず１勝。

　「１つ勝ったのはほっとした。遠藤は前回、あと一歩で悔しい思いをしたけど、試合をつくってくれた」

　－その遠藤については。

　「本塁打を浴びたが、その後も球の強さもキレもあった。バックもよく守ってくれた」

　－打線については。

　「こういう野球を、一発よりもつないで、つないで。その中で４番も仕事をしてくれた。追加点も大きく、非常に大きい、つなぐ野球ができた」

　－地元で勝ったのは大きい、負ければ２敗だった。

　「連敗してのあしたというのを考えると。去年は連敗がね」