広島・野間 1軍復帰即タイムリーも天仰ぐ九回逸機「なんとかしたかった」

 2回、塁上でガッツポーズの野間(撮影・伊藤笙子)
 2回、先制適時二塁打を放つ野間(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人2-1広島」(19日、東京ドーム)

 1点を追う九回2死満塁で、帰ってきた広島野手キャプテン・野間が打席へ。期待は膨らんだが、大勢のフォークの前に空振り三振。天を仰いだ。

 「ああいうところでも打たないといけないので反省して、また頑張りたい」

 苦しんだ末にたどり着いた1軍だったが、連敗中のチームの救世主にはなれなかった。

 「こうやってすぐ使ってもらってるのでなんとかしたかった。悔しいですね」

 だが、存在感はアピールした。二回は2死三塁から、菅野に追い込まれながらも高めに浮いたスライダーを右線にはじき返す適時二塁打とした。今季初安打が先制打となった。

 野手キャプテンとして迎えた今季。キャンプから体調が万全でなく出遅れた。開幕1軍には入ったもののわずかに6試合、3打席で4月6日に出場選手登録を抹消された。

 悔しさを晴らすように2軍では打率・358、1本塁打、6打点の好成績を残し、ようやく復帰となった。

 「キャプテンに指名されてチームにいられなかったのが申し訳ないですし、ふがいない気持ちもあった。ここから少しでも貢献できるように頑張りたい」

 遅れてきた男が、地元に戻って今度こそチームを勝利に導いてみせる。

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