「広島－ヤクルト」（２８日、マツダスタジアム）

　広島が２点リードの八回、“自滅”から逆転を許した。

　先発・九里が七回で降板し、八回からは２番手・中崎が登板。だが１死から太田、青木、山田と３者連続四球で満塁のピンチを迎えた。ここで４番・村上に２点中前適時打を浴びて同点とされた。

　佐々岡監督はベンチを出て交代を告げ、３番手で島内がマウンドに上がった。しかし、島内も漂い始めた負の流れを止められない。

　続く塩見に四球を与え、再び満塁とされ６番・長岡に痛恨の押し出し四球で勝ち越し点を献上。さらには７番・オスナに中前への２点適時打を浴びて２点を加えられた。黒原も勢いを止められず、この回だけでまさかの一挙９失点。スタンドからは悲鳴とため息が漏れ聞こえた。