石原慶幸氏 8番の重要性を経験した広島・小園の復調に期待

 広島は26日のヤクルト戦(マツダスタジアム)が今季初めて雨天中止となった。先週、4連敗からの3連勝で2位再浮上と状態が再び上向いてきたところでの今週の残り5試合はヤクルト、中日との戦いが待つ。デイリースポーツ評論家・石原慶幸氏(42)は3番から8番に下がって以降、復調気配の小園に期待を寄せ、より勝利に近づける布陣にも言及した。

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 今季初めての雨天中止は「天気には勝てない」くらいの受け止めで、27日からの戦いに備えてリフレッシュできればいいだろう。

 ただ、いい流れで先週を終えることができたため、少しもったいないと感じる向きもあるかもしれない。そのいい流れに乗りつつあったのが小園だ。

 開幕から3番を任されていたが、調子が上がらず22日のDeNA戦から8番に打順変更された。そしてその日に2安打。24日にはサヨナラ犠飛と、少し気配がよくなってきたように見える。

 これが本格的な復調に結びつくことを首脳陣も本人も望んでいるだろう。その際に、小園をどの打順にはめれば機能するか、悩ましくもあり、楽しみでもある。

 ただ、まず小園に感じて欲しいのは、8番という打順についてだ。私も8番打者として、すごくチームに迷惑をかけてきたからこそ言えるが、非常に重要な打順だ。開幕から8番で存在感を示し、チームの好スタートに貢献した上本を見ても分かるだろう。

 現状、1番が固定されていない。2番・菊池涼、3番・西川が好調なだけに、1番の出塁率が上がれば得点力はさらに上がる。小園も候補だろうし、堂林や大盛も捨てがたい。ただ、小園には復調なった時、どの打順に入ろうと8番の経験をプラスに、より視野の広いプレーヤーとして成長していて欲しい。

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