【安仁屋宗八氏の眼】バック&捕手と息が合った広島・森下の好投

 「広島6-0DeNA」(23日、マツダスタジアム)

 広島・森下は前回17日の中日戦で初回4点、二回4点と失点を重ねて降板しており、少し不安を持ってこの日の登板を見ていたが立ち上がりからピシャリと抑え、その不安をはね返した。

 前回の失点については、理由がはっきりしていた。中日打線が反対方向に打ち返すという狙いを徹底したことで、ヒットを積み重ねられたからだ。

 この日はその反省から、少し甘くなるところもあったが、内角への直球を多用して、同様の狙いを封じたところに修正がうかがえた。会沢のサインに首を振る場面も少なかったから、息の合ったやり取りができていたのだろう。

 さらにもり立てたのがバックの守りだ。三回に先制本塁打を放った堂林が、四回1死一、二塁、田中俊の左前打で本塁を狙ったソトを見事な返球で刺した。また六回1死一塁でソトの右前への当たりに末包が判断よく突っ込み、一塁走者を二塁で封じた。野手にも助けられながらの森下の好投。次戦がさらに楽しみになってきた。

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