カープ開幕ローテ6番手“延長戦” 遠藤&小林が互いに譲らず 指揮官「うれしい悩み」

 「オープン戦、広島3-0日本ハム」(13日、マツダスタジアム)

 広島の開幕ローテ6番手争いは“延長戦”に突入した。先発の遠藤淳志投手(22)が4回3安打無失点の好投を見せれば、六回から登板の小林樹斗投手(19)も3回を1安打無失点と一歩も譲らない。結論は20日に持ち越された。

 佐々岡監督は「もう一回、最終判断しますけど、小林も強い球を出してたと思いますし、遠藤も良いものを出したから、次があるということです」とうれしい声を上げた。

 遠藤が20日のソフトバンクとのオープン戦(マツダ)、小林はウエスタン・中日戦(ナゴヤ)にそれぞれ先発し、開幕第3戦の先発切符をかける。

 遠藤が「僕が入るんだという気持ちで日々過ごしていければいいかなと思います。ここまで来たら、先発で投げ抜きたい」と言えば、小林も「結果を出し続けないと入れないと思うので、何とか次も0で帰ってこられるように準備できれば」とどちらも譲る気持ちはない。

 キャンプ終了時には5、6番手候補に玉村、ドラフト2位・森、小林の3人の名前が挙がっていた。そこから玉村が5番目をゲット。森が脱落し、ロングリリーフ要員だった遠藤が浮上した。

 開幕直前まで先発ローテが決まらない異例の事態となったが、裏を返せば、ここに来てレベルの高い争いができ始めているということだ。

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