広島・中村奨 初開幕1軍へ一心不乱 OP戦も「結果出す」 2日DeNA戦へ

 広島の中村奨成捕手(22)が1日、一心不乱に自身初の開幕1軍入りを目指し、オープン戦でも結果を残すことを誓った。キャンプの実戦は7試合で打率・389、5打点とアピールに成功。状態が上がらなかった右肩は順調に回復しており、外野の一角を狙う。開幕までのオープン戦は14試合。サバイバルを勝ち抜く。

 開幕1軍を懸けた最終バトルの幕が開く。2日のDeNA戦(横浜)からのオープン戦で、当落線上の選手に求められるのは結果。競争に臨む中村奨は強い危機感を胸にグラウンドに立つ。

 「結果を出し続けないと試合には出してもらえない。そこは継続して結果を出せるようにやっていきます」

 キャンプではバットで強い印象を残した。実戦7試合で18打数7安打、打率・389と結果を出した。主に「2番・DH」で出場。多くの打席を与えられ、期待に応えてみせた。

 「打撃練習の時間も多かったので、自分がやりたいこともある程度できたかなと思う」

 元々引っ張る打球が多いプルヒッターだが、今春は中堅から右翼方向への打球が急増。詰まってもヒットゾーンに落ちる安打も数多くあった。

 「スイングワークで、一番力が伝わるポイントで打てるように、というのは日南の途中からずっと取り組んでいる。呼び込んでますね、近くに。押し込みができている」。引きつけて打てるようになったことが安打量産の要因だ。

 加えて凡打しても、その要因をしっかりと自己分析。これまで以上に次の打席に生かそうとする姿勢が増えたことも結果に結び付いてきた。

 今春は外野手に本格挑戦。キャンプを打ち上げた2月28日も外野の特守で汗を流す姿があった。右肩のコンディションが上がらなかったため、実戦で経験を積む機会は少なかった。患部の状態は上向いているため、今後は守備機会も増えそうだ。

 外野の3枠は白紙。誰にもレギュラーを奪うチャンスがある。5日・西武戦(マツダ)から2軍調整していた西川の1軍復帰が見込まれており、競争はさらに激しさを増す。

 「アピールできるように頑張っていきたい」。背番号22は短い言葉に強い決意をにじませた。開幕を見据えてギアを上げてくる投手を打ち崩し、存在感を示していく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス