広島ドラ6・末包 開幕4番狙う! ポスト誠也へ本人からの金言で開眼

 「広島春季キャンプ」(28日、沖縄)

 広島ドラフト6位の末包昇大外野手(25)=大阪ガス=が28日、「開幕4番」を目標に掲げた。キャンプ中に鈴木誠から授かった金言で打力が開花し、26日の巨人とのオープン戦では左翼へ特大2ラン。“ポスト誠也”の確立はチームの懸案事項だけに、大役を目指し、今後のオープン戦でも結果を残していく。

 円陣の中心で、末包は佐々岡監督からシャンパンが入った大きな箱を手渡された。監督賞こそ逃したものの、“ポスト誠也”になり得る打撃が評価された。大きな成長曲線を描いた1カ月だった。

 「当初は悪いところばかりが出て、焦りもあった。コーチの方と修正し、後半から徐々に自分の形というか、いい方向にできました」

 キャンプ序盤、ヘッドが遠回りするスイングを改善。変化球への対応力も磨いた。さらに鈴木誠からの金言で、成長速度は増した。18日に宇草を通じて電話で会話。「もっと大空に打とうよ」などと言葉をかけられた。

 「打撃に対する考えやバッテリーとの駆け引き、打てなくなった時の考え方。色んな考えを学べた」。助言を受けて以降、対外試合は4試合中3試合で安打を記録し、26日の巨人戦では左翼へ12球団の新人最速本塁打となる推定130メートル弾を放った。

 新4番探しはチームの大きなテーマ。右の大砲は実戦8試合全てで4番起用された。そのパワーにかかる期待は大きい。

 4番について末包は「こだわりもありますし、狙えるのであればしっかりと狙っていきたい」と決意表明した。開幕までのオープン戦は14試合。大空に描く放物線の先に開幕4番がある。

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