広島・坂倉 1軍合流白紙 主軸候補いまだ実戦出場なし 開幕ピンチ

 広島・坂倉将吾捕手(23)の1軍合流のメドが立っていないことが23日、分かった。キャンプインを前に上半身のコンディション不良を訴え、リハビリ組スタートとなったが、まだ実戦出場には至っていない状況。佐々岡真司監督(54)は復帰時期を問われると、険しい表情を浮かべた。

 「まったく。しっかりファームで出てきてから考えたい。まったく白紙。3月に入ってファームで試合に出られれば、そこから様子を見て」

 昨季はリーグ2位の打率・315、12本塁打、68打点の好成績を挙げたポイントゲッター。鈴木誠がメジャー挑戦を目指す中、打線の主軸としての期待もかかる。今季は正捕手奪取に向け、楽天・炭谷と合同自主トレを行いスローイングを矯正するなど精力的に取り組んできたが、故障に見舞われた。

 もしも、開幕に間に合わないとなれば得点力ダウンは否めない。早期の復帰を祈るばかりだ。

 また、新型コロナウイルス感染のため2軍スタートとなった西川は22日の2軍・巨人戦に『3番・中堅』で出場。桜井から左中間に二塁打を放つなど4打数2安打だった。佐々岡監督は「昨日も試合に出て、状態も悪くないということだった」と話し、3月5日・西武戦(マツダ)にも合流の可能性が浮上。状態が上がってきた。

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