広島・小園 「ツバメキラー」襲名だ! 一緒に自主トレ山田&川端に恩返し

 フリー打撃で快音を響かせる小園(撮影・立川洋一郎)
 山田(右)と話す小園=11日
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 広島の小園海斗内野手(21)が26日、マツダスタジアムでの合同自主トレに参加し“ツバメキラー”襲名で真のレギュラーになることを誓った。ヤクルト・山田、川端らと愛媛県松山市内で行った自主トレでは、多くの収穫を得ることができた。今季はヤクルト戦で昨季以上の成績を収める“恩返し”を果たし、不動の遊撃手を目指す。

 歯を食いしばりながら汗を流した時間は、今季への大きな土台になった。小園はヤクルト・山田、川端らとの合同自主トレを22日に打ち上げ、25日からマツダスタジアムでの合同自主トレに合流。松山ではハードな練習量をこなし「けっこうキツかったです。練習自体もいっぱいできて数もこなせたし、がんばってきました」と充実の表情を浮かべた。

 昨季、日本一に輝いたヤクルトナインと多くの時間を共有。「みんなでやることによって、競争意識や負けてられないという気持ちがあった。僕は、しっかり試合でいいところを見せられたら。お互い刺激し合って、そういうところから成長できるのかなと思う」。技術以外でも、多くの収穫を得た。

 昨オフに続き、球団の垣根を越えて切磋琢磨(せっさたくま)することが自身の成績向上に結びつく。そう感じたからこそ、ヤクルト戦で昨季以上の活躍を目指す。昨季のヤクルト戦は20試合で打率・293。1本塁打、6打点と決して苦戦していない。

 ただチームの対戦成績は8勝14敗3分け。大きく負け越した分、今季は自らのバットで勝利をたぐり寄せる。「日本一になったチームなのでより一層、いいところを見せられるように。帰り際(ヤクルトの選手たちから)『打つなよ』と言われたのでがんばります」と苦笑しつつも、“ツバメキラー”となることに意欲を示した。

 昨季は113試合の出場で初の規定打席に到達。いずれも自己最多となる打率・298、5本塁打、35打点の成績を残した。自主トレ期間はバットのヘッドの使い方や体重移動など、さまざまな面で良化を試みた。「(川端)慎吾さんからも『良くはなっている。それを続けて悪くなった時にどうするか』と言ってもらった」と背中を押してもらった。

 この日は室内でキャッチボールやフリー打撃などで調整。2月1日のキャンプインまで1週間を切り、自然と気持ちも高まる。「まだレギュラーをとれていない。また一から。初日からアピールできるように、やっていきたい」。力強く、そして貪欲に不動の地位を築き上げる。

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