広島・大盛“龍馬塾”入門 硬いスイング柔らかく 来季飛躍へ決意の弟子入り
広島の大盛穂外野手(25)が3日、“脱力打法”の習得を目指すと明かした。今オフは西川塾に入門。この日もマツダスタジアムの室内練習場で指導を受けた。柔らかさを身に付け、来季は1軍定着を果たしてみせる。
「一緒にやらせてください」。大盛はチーム屈指のバットマンに弟子入りを志願した。今季は56試合に出場。スタメン出場は7試合にとどまった。自らの殻を破るためだった。
西川から指摘されたのは打撃の「硬さ」だった。「僕は打つときにグッと力が入るタイプ」。改善するために、打ち出すときの力みやグリップの握り方まで話は及んだ。
「バットは傘を持つじゃないけど軽く持てと」。力を抜いて握り下半身の主導のスイングができれば、バットが体に巻き付く感覚が出てくると助言を受けた。今は手のひらではなく第二関節を中心に握っている。
意識の高さも刺激になった。マシン打撃では主に緩い球を打つが、打ち損じに対しては厳しい言葉が飛んでくる。「1球を大事にすることが試合につながる」。気持ちを引き締めた。
「どういう練習をしているのかとか、どういう形でシーズンに入っていくのかも勉強になる」。吸収できるものは全て吸収し、大きな成長曲線につなげる構えだ。