広島・二俣 開眼初打点 “未来の大砲”迷い消えた2点適時打 「強いスイング」貫く

 「広島紅白戦、紅組2-4白組」(14日、マツダスタジアム)

 手に残る感触が心地良かった。三回1死満塁だ。広島育成の二俣が左前へ2点適時打を放つ。追い込まれながらもフォークをはじき返した一打。「片手で拾えるのも自分の持ち味。チャンスで出せた」。紅白戦3試合目での初打点に、笑顔がはじけた。

 今季はウエスタンで46試合に出場。141打席に立ち、打率・218で4本塁打だった。結果が出ても出なくても、貫き通したのは強いスイングをすることだった。

 高校時代の課題は球を見過ぎてしまうこと。「東出さんに、どんどん振っていけと言われた」。由宇の空の下で助言を受けて以降は、迷いが消えた。チームとして、将来の大砲候補として期待する存在。朝山打撃コーチは「1年目であれだけ振れるのは魅力。大きく育てたい」と力を込めた。

 捕手登録ながら、秋季練習では三塁の守備練習に励む。出場機会を増やすためだ。高校2年までは遊撃手。ハンドリングや足の運び方は軽快だ。

 来季の支配下登録を勝ち取るためには、打撃でのアピールが欠かせない。「速い真っ直ぐに対応できていない。今はそれが課題です」。全体練習終了後には黙々とバットを振り込んだ。帰宅するときは、夜のとばりが下りていた。

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