広島・河田ヘッドコーチ 若鯉の走塁に改善の余地あり!説いた“凡事徹底”

 河田コーチ(79)が見つめる中、ベースランニングで二塁を蹴る中村奨(中央)=撮影・北村雅宏
 走塁練習後、ナインにアドバイスする河田コーチ
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 広島の河田雄祐ヘッドコーチ(53)が13日、走力アップへ“凡事徹底”を説いた。秋季練習で初めて行われたベースランニングで、若鯉の走塁に改善の余地があると実感。先の塁を奪い、得点を増やすため無駄を省いていく。

 二塁ベースの後ろに立ち、一塁から三塁へ向かう選手に目を凝らした。「大まか過ぎるというか。一生懸命やっているだけで考えた走塁になっていない」。走路やベースの踏み方、体の角度などに課題があった。

 いかにしてスピードを維持するかがテーマ。右足か、左足かでベースを踏むかによっても、その後の加速力に違いが出る。今秋は赤松2軍外野守備走塁コーチがサポートで参加中。スペシャリストと共に若手の意識を変え、技術の土台を築く。

 今季は適時打が出なくても1点を奪い取る野球が徹底できなかった。伝統の機動力野球が得点力のアップに直結する。細かく説明して理解させ、実践させることで、隙のない攻撃を実現させる構えだ。

 14日からは走塁練習にも時間を割く。「今はアウトになろうがセーフになろうが良い。『今のは良い走塁だった』『今のは良い走路で走ってきた』という話をしていけば」。チームの代名詞復活を目指す。

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