「広島紅白戦、白組５－２紅組」（１１日、マツダスタジアム）

　広島の佐々岡真司監督（５４）がアピール不足に終わった遠藤、山口の両先発に喝を入れた。

　白組の遠藤は３回５安打２失点。２四球を許し、本調子を欠いた。「良くなかった。しなやかさがなく、全体的に体を使っているのに、ボールが全然いってなかった」。佐々岡監督は「やってきたことが見えなかった。高め高めでいつも通り、マウンドで修正できないまま終わった。残念な結果。期待外れ」と辛口評価を下した。

　紅組の山口は２回３安打１失点。初回１死から四球を与え、失点につながった。「アピールしないといけない立場で、投げ急いだ。ふがいない投球をしてしまった」と話した。

　藤井黎以外の投手には次回登板を明言した指揮官だったが、「今年の反省である四球をいかに減らすかというのを投手コーチと試合前に話をした中、今日の試合だった。四球絡みが失点になっている投手が多い」と制球を乱した投手陣に苦言を呈した。