広島・鈴木誠也をマリナーズが本格的調査 地元紙伝える「セイヤはワンダフルな選手」
広島からポスティングシステムを使ってメジャー移籍の可能性がある鈴木誠也外野手(27)についてマリナーズのディポトGMが本格的に調査していることを明かした、と9日(日本時間10日)、地元紙シアトル・タイムズ(電子版)が伝えた。
同紙によると、この日から始まったGMミーティングの会場で同GMが鈴木について「セイヤはワンダフルな選手だと思う。彼をずっと調査してきた。映像や球場で広範囲にわたって彼を見てきた」とコメント。今季の成績が打率・319、出塁率・436、長打率・640、26二塁打、38本塁打、88打点、87四球、86三振だったことを伝え、「マリナーズはスズキに本気で興味を持っている」とした。
マリナーズは97年以降、25年連続で日本選手がメジャー40人枠に入っていたが、今季終了後に菊池が選手側に選択権がある来季の契約1300万ドル(約14億7000万円)を拒否してFAに。現時点で日本選手がいない状況について同GMは「日本選手なしにシーズンに入るつもりはないと言っておこう。常に機会はある」と意味深長な言葉を口にしたという。
鈴木に関してはレンジャーズやレッドソックスなど、複数球団が興味を持っていると報じられており、米大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」は鈴木のメジャー球団との契約を5年5500万ドル(約62億2000万円)、広島への譲渡金を1012万5000ドル(約11億4500万円)と予想している。




