広島・小園 最終戦1番起用も 前田智徳以来の高卒3年目3割へ積極打法宣言

 広島の小園海斗内野手(21)が、1日のヤクルト戦で1番起用される可能性が31日、浮上した。打率・294で、3割に到達するためには4打数4安打が必要だ。チームは、打席数を増やして記録達成を後押しする。

 最後の練習を見届けた佐々岡監督が力を込めた。「目標を持ってるいるのは知っているし、4の4で届くことも知っている。考えてみます」。クリアすれば来季への自信になる。それだけにサポートを惜しまない。

 1番での出場は新人だった19年6月22日オリックス戦以来になる。今季の猛打賞は11度。その内8度が最初の打席で安打を記録した。5安打した9月24日DeNA戦もそう。第一打席で安打を放ち勢いに乗った。

 小園は記録を強く意識している。「自分でも計算しました。なかなか厳しいですけど、4の4打って3割にいけるように」。高卒3年目以内で打率3割をクリアすれば、球団では92年・前田智徳以来、29年ぶりになる。重圧を力に変えて打席に立つ。

 シーズン途中から昇格し、結果を残して遊撃の定位置を勝ち取った。全力で駆け抜けてきた戦い。最高の結果で終えられれば4年目への励みになる。

 「フォアボールではダメなので、どんどんいきます」。積極な打撃を貫く先に打率3割フィニッシュが待っている。

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