広島・佐々岡監督 最多勝の九里に「中4日でよく投げた」
「広島4-1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)
広島は、今季の本拠地最終戦を白星で終えた。
打線は四回、小園の自己最多となる5号ソロなどで2得点し逆転に成功。六回はヤクルトの失策なども絡んで加点した。
前回登板から中4日で登板した九里は、制球に苦しみながら粘りの投球で試合をつくった。初回、二回とつくった1死満塁は、最少失点で切り抜けた。5回5安打5四死球1失点で阪神・青柳と並ぶ13勝目。阪神は既に今季の日程を終えているため、九里の最多勝が確定した。
六回以降をつないだ救援陣も安定感があった。ケムナ、バード、森浦、島内とつなぎ、九回は守護神・栗林だ。1回無失点で、15年山崎康(DeNA)が持つ新人最多セーブ記録の「37」に王手をかける「36」セーブ目を手にした。
試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。
-九里が粘った。
「最初はアップアップというか、丁寧に投げようとして球数が多くなりましたけどね。中4日できましたし、勝ちたいという気持ちからそういう投球になったと思います。そこで粘り強く投げた。勝ったことが本人にとっては大きい。中4日でよく投げた」
-継投も決まった。
「ケムナが招いたピンチをバードがよくね。バードは今日が最終登板。しっかり抑えてくれたし、七、八回は森浦、島内。今のウチのセットアッパーがしっかり投げてくれたと思います」
-バックも好守で九里を盛り立てた。
「得にキクのはね。難しい後ろ向きの打球をよく捕った。この2試合、昨日もそうですけど、良い守備が出た」
-本拠地最終戦を白星で締めた。
「ファンの皆さんの期待に応えられなかったのは申し訳ない。最終戦にも勝てて良かった。これを来季につなげていきたい」