広島・佐々岡監督 最多勝の九里に「中4日でよく投げた」

ヤクルト打線を相手に力投する九里(撮影・立川洋一郎)
本拠地最終戦で13勝目を飾り、投手陣と並んで記念撮影する九里(11)=撮影・立川洋一郎
13勝目を挙げ、佐々岡監督(左)からねぎらわれる九里(撮影・立川洋一郎)
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 「広島4-1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島は、今季の本拠地最終戦を白星で終えた。

 打線は四回、小園の自己最多となる5号ソロなどで2得点し逆転に成功。六回はヤクルトの失策なども絡んで加点した。

 前回登板から中4日で登板した九里は、制球に苦しみながら粘りの投球で試合をつくった。初回、二回とつくった1死満塁は、最少失点で切り抜けた。5回5安打5四死球1失点で阪神・青柳と並ぶ13勝目。阪神は既に今季の日程を終えているため、九里の最多勝が確定した。

 六回以降をつないだ救援陣も安定感があった。ケムナ、バード、森浦、島内とつなぎ、九回は守護神・栗林だ。1回無失点で、15年山崎康(DeNA)が持つ新人最多セーブ記録の「37」に王手をかける「36」セーブ目を手にした。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -九里が粘った。

 「最初はアップアップというか、丁寧に投げようとして球数が多くなりましたけどね。中4日できましたし、勝ちたいという気持ちからそういう投球になったと思います。そこで粘り強く投げた。勝ったことが本人にとっては大きい。中4日でよく投げた」

 -継投も決まった。

 「ケムナが招いたピンチをバードがよくね。バードは今日が最終登板。しっかり抑えてくれたし、七、八回は森浦、島内。今のウチのセットアッパーがしっかり投げてくれたと思います」

 -バックも好守で九里を盛り立てた。

 「得にキクのはね。難しい後ろ向きの打球をよく捕った。この2試合、昨日もそうですけど、良い守備が出た」

 -本拠地最終戦を白星で締めた。

 「ファンの皆さんの期待に応えられなかったのは申し訳ない。最終戦にも勝てて良かった。これを来季につなげていきたい」

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