広島 戦力外の今村は目に涙「覚悟していたことなんですけど実感がない」今後は未定
広島は14日、今村猛投手(30)ら6選手に来季の戦力外を通達した。
取材に応じた今村は目に涙を浮かべ、「率直に、覚悟していたことなんですけどあまり実感がないことが本音です」と心境を口にした。中継ぎ右腕として3連覇に貢献したが、19年からは不振に陥り「自分が思うような球を表現できず、投げられなかった。それが3年間くらい、自分の悔しさとしてある」と振り返った。
一番の思い出を問われると、「16年の東京ドームの優勝の瞬間。ファンに向けて、本当に感謝の言葉しか表現できない」と感謝。カープについて「すごくいい球団だった」とし、「今後はまだ考えていないです。ちょっと考えようかと思います」とした。
今村は09年度ドラフト1位で入団した。日本を代表するリリーフ右腕となり、13年WBC日本代表にも選出。16年からはセットアッパーとしてリーグ3連覇に貢献した。
だが、徐々に成績が下降し、昨季は6登板。今季は1軍での登板がなかった。通算431試合の登板で、21勝30敗36セーブ115ホールド、防御率3・46だった。
▽通達を受けた選手は以下の通り。
今村猛投手(30)
中村恭平投手(32)
鈴木寛人投手(20)
行木俊投手(20)
佐々木健投手(22)=育成選手
畝章真投手(26)=育成選手
行木は育成で契約する方針。