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誠也vs坂倉ともにマルチ首位打者争い カープ日本選手初のワンツー締めへ

 「広島7-1巨人」(9日、マツダスタジアム)

 広島の鈴木誠也外野手(27)と坂倉将吾捕手(23)が打線をけん引し、チームを4連勝へ導いた。初回に連続適時打で2点をもたらし、互いにマルチ安打をマーク。鈴木誠は首位打者をキープし、坂倉も・317で打率リーグ2位に躍り出た。広島の日本選手が全試合を終えて打率1、2位を占めれば球団史上初。勝利につながる安打を重ねながら、し烈な争いを繰り広げていく。

 鮮やかな攻撃に、昼下がりの本拠地が大きく沸いた。試合開始早々からチームを活気付け、勝利への道筋を明るく照らした中軸コンビ。鈴木誠と坂倉が連続適時打を放ち、試合の主導権を握った。

 口火を切ったのは鈴木誠だ。初回2死一塁で戸郷から左翼線への先制適時二塁打。なおも2死二塁では坂倉が「うまく拾えました」とフォークを中前へ運ぶ適時打。2死走者なしから2点を生むと、5点リードの七回に再び2人が魅せた。

 1死二塁で鈴木誠が左前打でつなぎ、一、三塁と好機を拡大。ここで坂倉が高梨から右中間への2点二塁打を放った。フルカウントから6球目をファウル。甘く入った7球目のスライダーを振り抜き「何とか粘って甘い球を一発で仕留めることができた」と納得顔を見せた。

 互いにマルチ安打で鈴木誠は打率を・321まで上昇させリーグ首位打者をキープ。試合前時点で打率3位の坂倉も・317で同2位に浮上した。

 広島の選手が打率1、2位を占めて全試合を終えれば2004年の嶋、ラロッカ以来17年ぶり。日本選手が1、2位になった例は過去になく、鈴木誠と坂倉が上位を占めれば球団史上初。河田ヘッドコーチは「一生懸命やっている結果。何とか頑張ってほしい」と両者の背中を押した。

 04年の嶋は打率・337で初の首位打者に輝き、最多安打とベストナインのタイトルも獲得。“赤ゴジラ”の愛称でも親しまれ、ブレークした。坂倉も5年目の今季は打点&本塁打数でも自己最多を更新中。本人は「打率1位とかではなく、まずは自分のやれることをやりたい」と冷静に次戦を見据えた。

 一方の主砲は「打つ、打たないより塁に出ることを心掛けている」と現状の意識を明かし「僕がだらしなかったら(坂倉の)マークも厳しくなると思うので」と4番の責任感をにじませた。

 4連勝を飾った佐々岡監督も「4番がドカンと座って、5番につなぐという理想の形になっている」と浸透してきた好循環を評価。残り13試合、頼れる2人が自慢のバットで勝利を呼び込み、タイトル争いを過熱させる。

 ◆広島選手の首位打者争い 2004年に嶋重宣が打率.337で首位打者。2位に9厘差の.328でラロッカが入った。広島選手の打率1位・2位のケースはこの1度だけで、日本選手で1位・2位を占めたケースはない。なお、1994年に2位前田智徳.3211、3位江藤智.3205だったが、首位打者はパウエル(中日).324が獲得している。

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