誠也&床田 カープ勢が月間MVPダブル受賞 06年黒田&栗原以来の快挙

 セ、パ両リーグは6日、9月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、広島からは投手部門で床田寛樹投手(26)が初受賞し、野手部門では鈴木誠也外野手(27)が2期連続で受賞した。2人は同学年で、広島勢のダブル受賞は06年7月の黒田、栗原以来15年ぶり。

 床田は5年目でうれしい初受賞だ。9月は4試合に先発し、21日の巨人戦でのプロ初完封を含む3勝1敗、防御率0・93と活躍した。「正直、取れると思っていなかったので、びっくりした」と白い歯をこぼした。

 前半戦はわずか1勝。直球の力強さを取り戻したことが飛躍の要因だ。2軍では変化球に頼ることが多かったが、原点回帰して腕を振ることを意識した。「継続していきたい」。残り試合でも直球で押す投球を心掛ける。

 鈴木誠は存在感が際立っていた。「しっかり結果を出せたというのは自信になった」。球団タイ記録の6試合連続本塁打など月間13発。リーグトップの打率・381を残し、22打点は同2位だった。

 床田と鈴木誠は同学年。左腕の登板時、4番は無類の勝負強さを見せた。9月は打率・375、2本塁打、4打点を記録した。

 「トコが投げているとき、全員の投手もそうなんですけど、援護したいなと思って打席に入っている。カープから2人選んでもらえて、すごくうれしい」と鈴木誠。床田も「毎試合、打ってくれる。頼もしい」と感謝した。

 下位に低迷する現状だが、それでも一つでも多くの白星を勝ち取ることが残りシーズンの目標でもある。投打の中心としてグラウンドに立ち、鯉党を笑顔にする。

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