広島・小園 2戦連発の勝ち越し4号 先発玉村は6回3失点

 8回、小園は右中間にソロを放つ(撮影・山口登)
 8回、小園は右中間にソロを放つ(撮影・山口登)
 8回、勝ち越しとなる本塁打を放った小園(51)を笑顔で迎える鈴木誠(撮影・坂部計介)
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 「阪神-広島」(30日、甲子園球場)

 広島の小園海斗内野手(21)が2試合連発となる勝ち越しの4号ソロを放った。

 4-4の八回1死。岩崎の142キロ直球を捉え、右中間に運んだ。「思い切って自分のスイングができました」と振り返った。

 先発した広島・玉村昇悟投手(20)は6回5安打3失点(自責点2)で降板した。立ち上がりに苦心しながらも、何とか粘って試合をつくった。

 初回1死二、三塁から大山に適時打、なおも1死満塁からサンズの犠飛で2点を先制された。二、三回は無失点に封じ、味方が逆転に成功した直後の四回は先頭・小野寺に同点ソロを浴びた。五、六回は相手打線を無安打に封じ、121球で六回を投げ切った。

 前回23日の巨人戦では、1試合3被弾するなど6回5失点(自責点3)で7敗目。甲子園での登板はプロ入り初だった。後半戦初勝利を目指し、懸命に腕を振った左腕。味方が同点の七回に1点を勝ち越して勝利投手の権利を得たが、その裏に2番手・ケムナが同点に追いつかれて、3勝目はならなかった。

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