広島・大瀬良、連勝止まった 序盤制球乱し4敗目「次勝てるように」
「ヤクルト3-1広島」(3日、東京ドーム)
悔しさを抱きながらロッカーに下がった。6回6安打3失点ながら、チームに流れを呼び込む投球ができなかった。大瀬良は「よーいドンでああいう形になってしまって、序盤で後手に回った。点の取られ方が良くなかった」と唇を結んだ。
三回までに3失点した。初回、先頭・塩見に浴びた先制弾は、初球をはじき返された。三回は連続四死球などで1死満塁とし、村上に右翼線を破られる2点二塁打を許した。
本塁打は高めに抜けた逆球の直球。制球に苦しんだ立ち上がりだった。「珍しかった。死球とかない投手だけど」と佐々岡監督。指先を修正しようとしても、この日の序盤はそれができなかった。
自身の連勝は4でストップ。6月22日・ヤクルト戦以来となる4敗目を喫した。後半戦に入り初めて黒星がついたものの、前を向ける材料もあった。
五、六回と得点圏に走者を進めながら、追加点は奪われなかった投球だ。右腕は「反省して。粘ったところは前向きに捉えてやっていきたい」と気持ちを切り替えた。
前半戦で離脱のきっかけとなった右ふくらはぎは問題ない。「次勝てるように。チームに貢献できるようにやっていきたい」。悔しさを次回登板にぶつける。