広島が首位・阪神下して3連勝 佐々岡監督「栗林はほんと、ルーキーとは思えない」

 勝利のハイタッチを交わす広島・鈴木誠、広島・栗林らカープナイン=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
8回、制球が定まらないコルニエル(右手前)を交代させる佐々岡監督(撮影・山口登)
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 「広島7-6阪神」(28日、マツダスタジアム)

 広島が首位阪神を相手に2連勝。今カードの勝ち越しを決めた。連勝は3に伸びた。

 打線は0-1の初回、坂倉の適時二塁打で逆転に成功。三回は鈴木誠と菊池涼がアベック弾を放った。阪神の追い上げを受けるものの、六回に林の6号2ランでリードを広げた。

 1点差の九回は、栗林が1回無安打無失点、2三振を奪い22セーブ目を挙げた。

 先発した野村は初回に失点。四回には下位打線からつながれ2点を失い途中降板した。3盗塁を許すなど、3回1/3を7安打3失点だった。開幕から8試合を投げいまだ勝利がない。試合後、2軍再調整が決まった。

 佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -相手に流れが傾いた中で、最後は栗林がピシャリと締めた。

 「取って取られ…という展開でね。栗林はほんと、ルーキーとは思えない堂々としたピッチングだった」

 -久々の野村については。

 「調整が難しかったとは思いますけど、ベテランというか経験がある投手。コントロールと切れで勝負する投手が、打者と勝負できていないと判断せざるを得なかった。ランナーにあれだけ走られたのも、クイックはずっと課題にしていたこと。若手の手本になってほしい投手。もう1回、下でやってもらいます」

 -打線につながりが出てきた中で、効果的な一発が複数、出た。特に林。

 「あの一発は大きかったですし、誠也とキクの一発も効果的だったと思います」

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