広島・大瀬良が復調の4勝目「前半戦は悔しい思いばかりだった」

 4回、近本を三飛に打ち取って声を上げる大瀬良(撮影・立川洋一郎)
 4回、糸原の打球に飛びつき好捕する大瀬良(撮影・飯室逸平)
 7回1失点で4勝目を挙げた大瀬良(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神3-9広島」(13日、京セラドーム大阪)

 広島の大瀬良大地投手が7回5安打5奪三振1失点で4勝目を手にした。

 初回、攻撃陣がつながり4点を奪った。「いい流れをつくってもらった」。四回まで無安打投球。五回に1点を失うものの、要所を締めた。六回2死三塁では、サンズを内角高めの直球で空振り三振。阪神の反撃ムードを断ち切った。

 「真っすぐが非常に手応えがあって、押していきながら勝負できた」

 前半戦は3勝止まり。4月には右ふくらはぎを故障し、戦列を離脱したこともあった。東京五輪での中断期間は“ミニキャンプ”を張ったかのように下半身を強化し、フォームのバランスを整えてきた。

 「前半戦は悔しい思いばかりだった。後半戦のスタートは良いと思うので、これを継続して、チームに貢献していけるように頑張っていきたい」。チーム浮上のカギを握る右腕は、力を込めた。

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