広島、佐々岡監督、2連投中の栗林は「使いたくない」フランスアで逆転サヨナラ負け

 9回、ヤクルトにサヨナラ負けし、肩を落として引き揚げるフランスア(撮影・西岡正)
 ヤクルトにサヨナラ負けし、ベンチへ引き揚げる鈴木誠(撮影・西岡正)
 9回、選手交代を告げベンチへ引き揚げる佐々岡監督(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト4-3広島」(9日、神宮球場)

 広島が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。九回の継投策が実を結ばなかった。ヤクルト戦は、2分けを挟んで28年ぶりの8連敗となった。

 3-2とリードして九回へ。チームがマウンドに送り出したのはフランスアだった。守護神の栗林(トヨタ自動車)とコルニエルは2連投中。連投を考慮した継投策だった。

 前守護神は、先頭四球から走者をため、無死一、三塁で代打の川端に同点打。申告敬遠で1死満塁として、代打・内川に中前へサヨナラ打を浴びた。

 先発した玉村は、初の神宮で粘り強く投げ7回5安打2失点だった。

 打線では、鈴木誠が四回に14号ソロ、八回2死一塁でも一時は逆転となる左越え2ランを放ち1試合2本塁打を記録した。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -九回、フランスアに託した。

 「経験あるところで、九回を任せたんですけど。先頭の四球というところ」。

 -栗林、コルニエル両投手はブルペンで準備していなかった。

 「今日はあまり使いたくない。使えないという」

 -2投手ともに連投で、2日で41球投げていた。

 「そうですね。投げていないというのはそういうところ。いろいろ投手がいる中で何とか八回までいって、九回は経験のあるフランキーにと(期待した)」

 -主砲の状態上向き。

 「やっぱり4番が打てばね。状態は良くなっていると思う」

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