広島・小園 “黒子打撃じゃ”「つなぎの3番」で4番・誠也をお膳立て

 広島の小園海斗内野手(21)が28日、「つなぎの3番」に徹して、主砲・鈴木誠に好機をお膳立てすることを誓った。3番に定着している若鯉は現在、9試合連続安打中と好調で、強引な打撃を捨ててつなぎの意識を徹底する。好機を広げて4番に回し、チームの得点力アップに貢献していく。

 黒子に徹する打撃が打線に活気をもたらす。小園は現在9試合連続安打中。コンスタントに結果を残せている要因を「しっかり振りにいけているのは、いいと思っている。それは変えずに」と分析し、積極性を貫く姿勢を示した。

 好調さを買われ、13日・オリックス戦(京セラ)から13試合連続で3番に入っている。クリーンアップを担うが、あくまで役割はつなぎ。4番へのアシストが求められていることは自覚している。「誠也さんの前なので、つないで走者をかえしていきたい。つなぐことの方が大事だと思う」と好機を拡大し、鈴木誠に打席を回す場面を多く作る意気込みだ。

 出塁して主砲につなげば、相手バッテリーへのプレッシャーも違ってくる。強引な打撃は必要ない。無死二塁なら右方向へ打って、1死三塁で主砲につなぐことも重要。規定打席には未到達だが、ここまで打率・343、13打点で出塁率は・384。まだ0本塁打だが「そこは特に意識していない」と長打には執着せず、得点の可能性が高くなる場面を演出していく。

 29日からは7連勝中の巨人と東京ドームで3連戦。「センター方向を意識してやっていきたい」。小園の謙虚さが、チームの得点力向上を支える。

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