広島・森下、自己最長8戦連続QS 5勝目ならずも役割果たした8回1失点

 「広島1-1中日」(27日、マツダスタジアム)

 スコアボードに7個目の「0」を刻むと、森下は捕手・石原に向かって右拳を突き出した。スタンドからは大きな拍手。「点を取られたので、それ以上取られないようにと思った」。8回1失点。5勝目はならなかったが、自己最長の8試合連続クオリティースタート(6回以上自責点3以下)を達成して、先発の役割を果たした。

 初回、先頭の大島に初球を左翼線に運ばれる二塁打を浴びた。1死三塁となり、高橋周には先制の右前適時打を許す。三者凡退は四回だけで、今季ワーストの8安打を浴びた。それでも尻上がりに調子を上げ、二回以降は無失点。最速は152キロを計測した。

 ただ、前回19日・DeNA戦では初回に2被弾で2失点。「立ち上がりが前回も悪かった。修正したい」と2戦続いた初回の失点を課題に挙げた。

 佐々岡監督は「八回までの投球は、さすがだなと。勝たせてあげたい気持ちもあります」と奮闘をねぎらいつつ、評価した。

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に内定し、21日に新型コロナウイルスのワクチンを接種した。副反応が出た影響で22日は自宅で静養。23日から練習復帰したが、間隔を空けて中7日での登板に「全く問題ないですね」。夏本番に向け、昨季の新人王が本領を発揮する。

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