広島・栗林が節目の10セーブ「勝てる投球を」開幕から19戦無失点

 マウンドで躍動しロッテ打線を封じる栗林(撮影・開出牧)
 最終回をピシャリと抑えて磯村(右)とグータッチを交わす栗林(撮影・開出牧)
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 「ロッテ8-10広島」(28日、ZOZOマリンスタジアム)

 広島のドラフト1位・栗林良吏投手が、節目の10セーブを、開幕から19試合連続無失点で飾った。

 10-8の九回にマウンドへ。代打・山口、荻野を中飛に打ち取ると、最後はマーティンをフォークで見逃し三振に仕留めた。コロナ禍で苦しむチームに、9日ぶりの勝利をもたらした。

 「勝ちたいっていう気持ちが一番だったので、勝てる投球を、と思ってマウンドに上がりました」

 球団史で新人の2桁セーブは佐々岡、小林、永川に続き4人目だ。さらに新人が5月までに10セーブ以上を手にしたのは、04年・三瀬(ダイエー)、15年・山崎康(DeNA)に続く3人目の快挙だ。

 新人ながら守護神に抜てきされ、チームの期待に応え続けてきた。安定感抜群の投球は、頼もしいという言葉がピッタリだ。

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