広島・大瀬良「ファンに勇姿を」 コロナ禍で主力大量離脱もチーム一丸

 交流戦初戦となる25日の西武戦(マツダ)に先発する広島の大瀬良大地投手(29)が24日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、チーム一丸となってファンに勝利を届けることを誓った。チームはコロナ禍に見舞われ、主力を欠く厳しい状況だが、主将を務めるエースが好投を見せ、広島に元気と勇気を与える。

 重要な一戦を託された大瀬良は一致団結し、初戦を勝利で飾ることを誓った。「難しい状況なのは変わりないが、とにかくできる最大限のことをやって、何とかカープが勝っている姿をお見せしたい」とファンに勇姿を届けることを掲げた。

 対西武戦は6回1失点で勝利した19年6月5日以来となる右腕。パ・リーグ全体の印象については「強くスイングしてくるイメージ。対戦も少ないですし、少ないデータの中でどう捕手とコミュニケーションを取って、初球から勝負していくかが大事だと思う」と話し、警戒を強めた。

 右腓腹(ひふく)筋の筋挫傷から約1カ月ぶりの復帰登板となった18日の巨人戦は6回3失点で今季初黒星を喫した。「要所要所で投げミスが多くて残念な結果になった」。この日はマツダスタジアムで汗を流し、「制球力を見直して取り組んできた」と反省を生かして修正に努めた。

 コロナ禍に見舞われ、開催の可否は当日の代表者会議で決定されるが、「ファンの皆さんにも力をお借りして、みんなで頑張っていけたら」と責任感をにじませた背番号14。キャプテンとしてエースとして-。好投を見せ、未曽有の事態に直面するチームの光となり、逆境を乗り越える。

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