広島新助っ投バード、1回無失点デビュー!1年2カ月ぶり実戦登板もOK
「ウエスタン、広島2-3中日」(11日、由宇球場)
広島の新助っ人カイル・バード投手(28)=前レンジャーズ=が11日、日本でのデビュー戦を1回1安打無失点で飾った。ウエスタン・中日戦(由宇)に中継ぎ登板。「全体的に良かった」。白い歯をこぼしながら、シンプルな言葉で15球を振り返った。
七回に出番が来た。先頭・伊藤に右前打を許したが動じない。続く渡辺の打席。セットポジションから球を長く持ち、けん制で誘い出して二塁でタッチアウトに仕留めた。
「左投手の強みだね」。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマイナーリーグが中止になった。実戦登板は1年2カ月ぶり。それでも試合勘に問題はなかった。
渡辺、土田と続いた左打者を完璧に打ち取った。左打者にとって左横手気味のフォームは脅威になる。「(日本の選手は)選球眼が良いね。追い込んだ後の投球が大事になる」。日本野球に順応しながら、1軍昇格を勝ち取る。