広島ドラ1栗林が新人タイのデビューから13試合連続無失点も、チームは5連敗

 9回に登板し1イニングを無失点に抑え、ベンチへ引き揚げる広島・栗林良吏(撮影・立川洋一郎)
 9回に登板し1イニングを無失点に抑えた広島・栗林良吏(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-3巨人」(3日、マツダスタジアム)

 広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が九回を三者凡退に抑え、デビューから13試合連続無失点を達成。ドラフト制以降では19年・甲斐野(ソフトバンク)が持つ新人最長記録に並んだ。「負けている試合だったので記録とかも気にせず、本当にチームの勝利のためにマウンドに上がることができました」。

 登板は4月25日の巨人戦以来。この日はプロ入り初めてビハインドの場面でのマウンドとなったが、巨人打線を3人で片付け、味方の攻撃にリズムをもたらした。「勝ち試合もそうですし、ビハインドの時でもチームに勢いを付けられるピッチングをしていければ」と新米守護神は頼もしい言葉を並べた。

 佐々岡監督は「1点差なら(分からない)というところで。変わりなく投げてくれたから、最後にチャンスが巡ってきたと思う」と右腕を評価した。

 だが、チームはルーキーの節目に勝利を飾れず今季初、佐々岡政権でも初の5連敗。借金は最多を更新する4に膨らんだ。九回の攻撃は2死満塁と一打サヨナラの好機で無得点に終わり、指揮官は「あとは、あと1本。あそこで1点を取れないのが打線の現状かな」ともどかしさを募らせた。

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