石原慶幸氏「リリーフ陣のやりくりの難しさが出た」 3番手の藤井炎上でカープ大敗

 「広島2-13DeNA」(28日、マツダスタジアム)

 広島は投手陣が踏ん張り切れず、大敗を喫した。床田は4回5失点で降板。3点差の七回から登板した藤井が1回2/3で8失点し、試合が決まった。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は9連戦中ということで「リリーフ陣のやりくりの難しさが出た形となった」と指摘した。

  ◇ ◇

 床田は追い込むまではいい形で投げられていたが、そこからの制球がやや甘く、打ち取り切れなかった。結果的にカウントを悪くしてしまい、ストライクを取りにいった球を打たれるというパターンが見受けられた。

 ポイントになったのは二回2死二、三塁で8番・嶺井を迎えた場面。次の投手と勝負する選択肢もあったが、広島サイドは嶺井との勝負を選び、三塁線を抜かれる2点二塁打を打たれた。いろんな考えがあってのことだと思うので、嶺井と勝負したことは決して間違いではなかった。

 ただ、結果的にこの勝負が裏目に出てしまったことを、床田は次の回も引きずってしまったように見えた。もうこれ以上、点は与えられないという守りに入った投球になり、それが制球の甘さにもつながり、さらに失点を重ねることになった。

 試合は六回を終えて3点差。まだどちらに勝敗が転ぶか分からない展開の中、広島は七回からマウンドに送り出した藤井がDeNA打線につかまり、イニングまたぎとなった八回にも失点した。ベンチのいろんな考えや事情があっての起用だったと思うが、9連戦中ということでリリーフ陣のやりくりの難しさが出た形ともいえる。

 ただ、藤井も経験が浅いとはいえ、ここまで登板4試合はすべて無失点と結果も残していた。ベンチも期待しているからこそ送り出したわけで、彼にはなんとか踏ん張って、その期待に応える投球を見せてほしかった。

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