勝利呼ぶ広島・中村奨成の“フェン直”二塁打「かなり緊張」 監督「よく打ってくれた」

9回、菊池涼(33)の犠飛で生還して迎えられる広島・中村奨=東京ドーム(撮影・堀内翔)
9回、中村奨成は右中間に二塁打を放つ=東京ドーム(撮影・佐藤厚)
9回、代打の中村奨が二塁打を放つ=東京ドーム(撮影・堀内翔)
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 「巨人8-9広島」(25日、東京ドーム)

 広島の中村奨成捕手(21)が勝ち越しを呼ぶ一打を放った。

 8-8の九回に代打で出場。中川の高め146キロ直球を振り抜き、右翼フェンス直撃の二塁打を放った。「かなり緊張していた。追い込まれていたので、何とかくらいついていきました。チームとして同点に追いつかれた後の次の回だったので、チャンスを作ることができて良かった」。好機を演出すると1死三塁から菊池涼の中犠飛で勝ち越しのホームを踏んだ。

 八回に6点差を追いつかれていただけに、再び流れを引き寄せる価値ある一打となった。佐々岡監督は「追いつかれて嫌な雰囲気の中、奨成(中村)があの一振り。よく打ってくれた」とたたえた。

 16日の中日戦ではプロ初安打を放ち、本職の捕手だけでなく、外野や三塁にも挑戦しているプロ4年目が役目を果たし、勝利の立役者となった。

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