“除夜の鐘”108勝でカープ優勝じゃ 先発75勝&救援33勝 恒例の「安仁屋算」公開

 プロ野球はいよいよ26日に開幕する。V奪回を目指す広島カープは本拠マツダに中日を迎え撃つ。開幕を前に、広島カープOB会長でデイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)が恒例の「安仁屋算」を公表。今季の勝利数を「108勝」と予測した。これが実現すれば、ダントツ優勝間違いなし!

 ◇ ◇

 毎年100勝以上を予測し、カープファンに夢を与えてくれる「安仁屋算」。今年の内訳は別掲の通り。先発陣は大瀬良、九里、森下の3本柱がいずれも15勝と予想。野村は5年ぶりの2桁勝利となる10勝とし、あとの4投手で20勝という数字になった。

 安仁屋氏「大瀬良は完ぺきすぎて逆に怖いくらい。九里も森下も順調に開幕を迎えることができた。3人とも2桁勝利は間違いない。ちょっと多めに15勝としたのは期待の表れ。これを励みに頑張ってほしいというメッセージを込めた。(野村)祐輔もいい時の球のキレが戻ってきて今年は楽しみ。投手陣では年齢も上から数えて2番目になり、相当気合も入っている。個人的には祐輔にものすごく期待している」

 リリーフ陣は計33勝と予想。右投手はケムナ、島内、大道、栗林、一岡、菊池保、中田の7人。左投手は塹江、森浦の顔触れだ。

 安仁屋氏「右はベテラン、中堅、若手とそろっている。そこに左も2枚が加わり、全体的に見てもすごくバランスが取れている。昨年はリリーフ陣が精彩を欠いたが、今年は新人3人が加わり、かなり層も厚くなった。去年のようなことにはならないんじゃないか。中崎や今村なんかも2軍でウロウロしている場合じゃない。今年ダメだったら、来年どうなるか分からんよ」

 昨季19セーブのフランスアが右ヒザの手術を受け、復帰には時間がかかる見込み。守護神はドラフト1位の栗林が務めることになったが、そこに若干の不安が残るという。

 安仁屋氏「新人でいきなり抑えというのはやはり心配。本当なら中継ぎである程度、経験を積ませてから抑えというのがベストなんだが、フランスアがいないから仕方のない面もある。栗林以外にもケムナや塹江、島内も十分に抑えをやれる力はあると思うので、そのあたりは佐々岡監督もうまく見極めていってほしい」

 期待も込めて勝ち星を積算した結果、今季の「安仁屋算」は先発陣75勝、リリーフ陣33勝でトータル108勝となった。これだけ勝てばカープの優勝は100%間違いない。

 安仁屋氏「108勝は除夜の鐘。大みそかに108つの鐘をついて、おめでたい正月を迎えるように、カープにも108勝してもらって、めでたい優勝を勝ち取ってほしい。それに、佐々岡監督の背番号(88)やワシの名前(宗八)にも8にという数字が入っているからね。末広がりの108勝を目指して、どんどん白星を積み重ねてほしいね」

 カープへの愛情がたっぷりと詰まった「安仁屋算」。安仁屋氏とともに、ファンも「優勝」の2文字を信じて今年も開幕を迎える。

 【今季の安仁屋算】

 ▽先発陣 大瀬良15勝、九里15勝、森下15勝、野村10勝、床田、中村祐、遠藤、高橋昂の4人で20勝

 ▽救援陣 ケムナ、島内、栗林、大道、一岡、中田、菊池保、塹江、森浦の9人で33勝

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス