広島・森下“火曜日の男”「勝てたら、成長」3・30阪神戦先発へ

 広島の森下暢仁投手(23)が、“火曜日の男”として出陣する。12日の日本ハムとのオープン戦(マツダ)は雨天中止となり、森下の次回登板は16日の西武戦を予定。順調に中6日のローテーションを回った場合、開幕2カード目の30日・阪神戦での先発が濃厚だ。6連戦の初戦、重要視される火曜日を2年目右腕に託す。

 朝から降り続く大雨により、試合開始20分前に中止を告げるアナウンスが流れた。登板予定のなかった森下は室内練習場で汗を流し、「準備をしっかりして、(次の)登板を迎えられたらいい」と話した。

 7日のヤクルト戦では4回無安打無失点と好投した。次回登板は16日の西武戦を予定。間隔が空くことから自身の調整法も変更。11日にブルペン入りし、コンディションを整えている。

 16日の西武戦で登板後、順調に中6日のローテで回ることを想定すると、30日の阪神戦が初陣となる。昨季は主に3連戦最後の日曜日に登板していたが、今季は“火曜日の男”として期待が高まる。

 佐々岡監督は、火曜日を託す投手について「重要性はある。1週間の始まりであって6連戦の始まりでもある。頭を取る、勝つというのは前提ながら、しっかり試合を作って長い回をというのも考えないといけない。そういう投手が頭にいくべきだと思う。リリーフ陣のことも考えるとね」と説明した。完投能力もある右腕は、重要視される6連戦の初戦を託すのにうってつけの存在だ。

 昨年は10勝3敗、防御率1・91で新人王。18試合中5回未満で降板したゲームはわずか1試合だった。さらに阪神戦は4試合に登板し、3勝0敗1完封。防御率2・25と虎キラーぶりを発揮していた点も強みだ。森下は「長いイニングを投げられれば、後ろの人を楽にもできる。勝てれば、チームもいい流れに乗っていける。そこで結果を残せるようにとは思っています」と意欲も示した。

 初戦は当然ながら相手のエース格と対戦する機会が増える。森下は「そういう人たちと投げ合えるのは自分にもプラスになる。投球を見て感じられる部分もたくさんあると思う。競った試合で投げ勝てたら、成長につながると思う」と気持ちを高ぶらせた。開幕まで残り2週間。万全な状態に仕上げ、“チューズデー森下”を襲名する。

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