広島 OP戦残り日替わり打線 鈴木誠也も固定せず 佐々岡監督「試す」

 広島が13日からのオープン戦4試合を日替わり打線で臨むことが12日、分かった。得点力アップを見据え、並び方のテストをするのが狙いだ。佐々岡監督は「固定ではなく、いろんなことを試す」と話した。

 雨天中止となったこの日の日本ハム戦は鈴木誠を3番に置き、4番には今年初めて西川を起用。5番は松山の予定だった。

 攻撃の中心となる3、4、5番も固定せず流動的になる。鈴木誠は2月からの練習試合を含め、対外試合はスタメン出場した全5試合が3番だった。鈴木誠について問われた朝山打撃コーチは「4番でいくときもある」と力を込めた。

 中軸候補は鈴木誠、西川、松山の3人だ。同コーチは「誰がどこにはまっても、打てる選手が多い」と目を細める。その日の調子や相手投手との相性などを総合的に判断して、打順を決めていく構えだ。一発があるクロンは、6番以降に置くことで下位打線の得点力増につなげる狙いがある。

 日本の4番候補でもある鈴木誠にはマークが集中する。西川は「あいつが3番か4番を打つ。その前後ですからね、大事になるのは。そこでしっかり打たないと勝ちにつながらない」と気持ちを引き締めた。

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