広島・大盛、初の開幕1軍へ一歩前進 スイング手応えじわり「やること変わらない」
広島の大盛穂外野手(24)が4日、初の開幕1軍入りへ一歩前進した。5日以降の1軍帯同がこの日に決定し、予定されているオープン戦12試合に向けて「結果を出すことが一番。それを出すためにどうするのか、毎日考えながらやっていきたい」と力を込めた。
キャンプは紅白戦、練習試合を合わせ実戦10試合で打率・250、1本塁打3打点だった。納得できる数字ではない。それでも汗を流すにつれ、徐々に本来のスイングができるようになった。
象徴的だったのは2月21日の阪神戦。七回に狙っていた直球を捉え右越えソロを放った場面だ。「ファーストスイングでホームラン。あのスイングが練習でできるようになっている」。狙い球を確実に仕留めた。手応えを感じ始めている。
右翼の鈴木誠以外、外野のレギュラーは白紙だ。「全然、ありますよ。まだオープン戦はありますから」と河田ヘッドコーチ。アピール次第で定位置奪取の可能性はある。
キャンプ序盤にあった消極的なスイングはない。持ち味の思い切りの良さに加え、追い込まれてもファウルで粘ることが増えてきた。「やるべきことは変わらない」。自分を信じて、前へ突き進んでいくだけだ。