広島・スコットがシート打撃登板でアピール成功「手応えを感じている」
「広島春季キャンプ」(13日、沖縄)
広島のテイラー・スコット投手が、シート打撃初登板で存在感を示した。10人目の羽月に四球を与えたものの、先頭から打者9人を無安打に抑えた。
「結果はとてもうれしく思います。とにかくたくさんのストライクを取ることを意識していたので、しっかり取ることができて良かった。今はスピードにこだわってはいないけど、シーズンが始まれば自然と上がってくると思う。145~148を100%で投げられるように意識しました」
先発で勝負する1年。帰国中の自主トレ期間でフォームを見直し、腕の位置を上げてスリークオーター気味に変更した。「ピッチングのメカニックであったり、そういうのを見直した結果、自然と腕が上がってきたという感じ」。さらに投球にリズムをもたらすため、セットポジションではなくワインドアップで始動している。
昨季は開幕守護神を任されながら、不本意な結果に終わった。7試合で0勝3敗、防御率15・75だった。2月1日のキャンプ初日は、ブルペンに一番乗りし投球練習した。「この時期に関しては強い球を投げられているし、手応えを感じている」。巻き返しへ燃えている。