「広島紅白戦、白組３－０紅組」（１２日、コザしんきんスタジアム）

　今キャンプ初の紅白戦で広島のドラフト２位・森浦大輔投手（２２）＝天理大＝が三回に２番手で登板し、１回を無失点に抑えた。「しっかりと腕を振ることができた」と振り返った。

　大学の１学年先輩である石原のミットをめがけて腕を振った。先頭の田中広を捕邪飛、菊池涼を右飛に打ち取ると鈴木誠はフルカウントから外角のスライダーで三振を奪った。

　直球の最速は１３９キロだった。佐々岡監督は「もう少し真っすぐの強さが出てくれればいいと思う」と話しながらも、「打ちづらさやタイミングの取りづらさがフォーム的にあるのかな。それが本来の投球スタイルかなと思う」と評価した。

　「四球を出さずにテンポ良く打者を打ち取りたい」と次回の登板を見据えた新人左腕がアピールを続けていく。