広島・長野 「優勝&打倒パ・リーグ」誓った 石原慶幸氏と対談

 デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)が、巨人から移籍して3年目を迎える広島の長野久義外野手(36)を直撃した。キャンプでの現在の調子や、コロナ禍で出歩けない状況の中でひそかにはまっているものとは…。普段は寡黙なベテランは素顔を明かしつつ、3年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、“打倒パ・リーグ”も誓った。

  ◇  ◇

 石原慶幸氏(以下、石原)「今年は1軍は1カ月沖縄でキャンプだよね。どうかな、調子の方は。順調?」

 長野久義外野手(以下、長野)「そうですね。打つことに関してはすごく順調に来ています」

 石原「まあ、春先だしね。体のこととかもあると思うけど、時間がたてば大丈夫だと思う。焦らずやってほしいと思っているよ」

 長野「チームのみんなは、やっているのでね。やりたい気持ちにはなりますし、そこはちょっと抑えながらやっています。難しいところはありますね」

 石原「キャンプを過ごす中でコロナで大変だけど、何をしているの」

 長野「今はニンテンドースイッチで『ピクミン』をやってます」

 石原「何それ?」

 長野「なんか球根みたいなやつを引っこ抜いて仲間にしてくんです。どんどん敵をやっつけて。かわいいんですよね」

 石原「(ゲームをするのはコロナ禍)だからこそだよね」

 長野「ゲームとかあんまりしないんですけどね。今のゲームは360度見ないといけない。こっちにもあっちにも敵がいるじゃないですか。僕たちの頃は一方向だった。マリオとか進むだけだったし、簡単だった。今のはめっちゃ難しい。全然ついていけないです」

 石原「今の時期でマスターできるんじゃないの。ゲームに凝ったら強そうだよ」

 長野「全然できない。少し飽きてますし…」

 石原「なかなか気分転換できないよね。周りが思ってるより、めっちゃ選手って大変」

 長野「ご飯食べることも一つのリフレッシュですもんね。うまいもん食って酒飲んで寝るだけでも。休みの日は隣の部屋が崇司(上本)なので、一緒に裸になって日焼けしています(笑)」

 石原「なるほどね。話は変わるけど打撃について。今は何を課題としてやっている感じかな」

 長野「春先はセンターから右方向に強く打ち返すというのをやっています。その中でも遠くに引っ張って飛ばすというのも忘れないように。キャンプ中はクロンとランチ特打で打撃をやりましたけど、一緒にやったら力む。バッティングがおかしくなる(笑)。やっぱり誠也(鈴木)とクロンじゃないとだめ。つられないようにしたいです」

 石原「改めてチームの目標と個人の目標はどうかな」

 長野「リーグ優勝と日本一。みんなでなるんだという強い気持ちを持って戦いたい。セ・リーグで優勝しても、パ・リーグに勝てないと言われている。そこは何とか日本シリーズでやっつけたいと、僕以外のセ・リーグの選手もみんな思っていると思う」

 石原「個人的な目標は」

 長野「シーズンが終わったら言います(笑)」

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