広島のテイラー・スコット投手（２８）が２４日、２年目の巻き返しを誓った。来日後の自宅待機期間を終えて、今年初めてマツダの室内練習場を訪れた右腕は「状態は仕上がってきている」と順調ぶりをアピールした。

　昨季は守護神として開幕を迎えたが、早々に２度のサヨナラ負けを喫して２軍降格。シーズン終盤には先発も経験した。７試合で０勝３敗、防御率は１５・７５と崩れ、「ふがいない苦しい１年だった」と唇をかんだ。

　心機一転の意味も込めてトレードマークの長髪を切り、今季は短髪のまま戦う。起用法についても「（先発と中継ぎ）両方いけるなという感覚はあった。与えられた部分で結果を残したい」とチーム方針に従う意向だ。