広島・矢野、“新井道”歩む 「東都出身・ドラ6」からレギュラー奪取へ

 広島ドラフト6位の矢野雅哉内野手(21)=亜大=が入団会見に備えて広島入りした14日、“新井道”を歩む決意を示した。球団OBの新井貴浩氏(43)=本紙評論家=とは、東都大学野球リーグ出身でドラ6入団と共通点がある。下位指名をモチベーションに変え、プロでの成功を誓った。

 キリリと引き締めた表情から決意が伝わってきた。入団会見を翌日に控え、プロとなる実感がこれまで以上に強くなった。矢野が見据えるのは“新井道”。すなわち、ドラ6からのレギュラー奪取だ。

 「指名順位?関係ないです。自分が活躍できれば、これから下位で入ってくる選手に、指名順位は関係ないと示せる。頑張りたい」

 駒大OBの新井氏とは、タイプや出身校こそ違えど、東都大学野球リーグを経てドラフト6位入団という共通点がある。「比べてもらえるとプレッシャーがかかる。でも、その方がもっと必死になれるので比べてもらいたい」。即戦力として門を叩く。強い言葉は覚悟の裏返しでもある。

 気心知れた存在が頼もしい。正随だ。亜大で2学年上の先輩とは寮の部屋が同じで「仲良くさせてもらっていました」という。指名後には何度も連絡を取り、アドバイスをもらった。期待の長距離砲も東都出身のドラ6で、刺激を受けている。

 入団会見で行う自己紹介のイメージは既にできている。「自分のプレースタイルは他の選手より(ファンが)熱くなれたりすると思う。そこを見てほしい」。遠投130メートル。本塁からバックスクリーンにぶち当てる強肩が魅力だ。新井氏のように不断の努力で成り上がってみせる。

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