カープ菊池保、減量して「筋肉付ける」 疲労回復促進&球速アップ狙う

 広島の菊池保則投手(31)が13日、今オフは筋肉量を増やす事をテーマにしていると明かした。現在の体重102キロから減量しながら筋力を増やし、疲労回復を早める体と球速アップを目指す。球速では、常時140キロ台後半の直球を投げ込む事が目標だ。

 いつもの柔らかい表情ながら言葉には強い決意を感じた。31歳のオフは体を鍛え直す事が主題だ。菊池保は「体重が100キロを切っても筋肉を付けるのが理想」と力を込めた。

 昨年は体重を減らしてキャンプインし、体重が乗らない感覚があった。その反省から今年はトレーニングで2キロ増量して2月1日を迎え、重い球を投げられた感覚があった。

 その一方で30歳を過ぎ体の変化を感じ取ってきた。来季以降も継続してパフォーマンスを持続するために肉体改造を決断。一般的に、筋肉量が増えれば体重は増えるが、右腕は体重を減らしながら筋力アップを図る。疲労回復の促進や故障リスク軽減が狙いだ。

 投球面では球速アップに主眼を置く。昨年は直球の年間平均球速が146キロだった。「1つの指標になる」。常時140キロ台後半の直球を投げ込む事を理想とする。

 悔しさが残ったシーズンが原動力だ。スコットが開幕早々から不振で代役守護神に。だが、救援失敗が続き配置転換された。44試合で1勝1セーブ4ホールド、防御率4・50で終えた。

 契約更改交渉の席上で球団から「勝ちパターンで投げてもらわないと困る」と奮起を促された。「信頼して使ってもらえるように。自分でつかみ取るしかない」。パワーアップした投球で勝利の方程式入りを目指す。

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